京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

意外と読まれている

どうせ人は自分のことにしか興味がない。だから私のことなんて誰も見ていない。これはきっと真実だろうけれど、しかし想像していた以上にこのブログは人に読まれていることが分かった。つまり、私は特定されている可能性が非常に高い。 いや、もう遠回しな言…

上司の風格

新人であり私をメロメロにしている後輩のYさんが、私のところにやってきた。いま先方から問い合わせがあって、先日こちらで処理した件について、書類が返ってきていないのだが、どうなっているのか、と言っているらしい。それを聞いて、あぁよくあるいつもの…

必要とされることのありがたさ

ほーんと仕事したくなくて、バイトなのを良いことに適当にしか仕事をしていない。まぁそれでも私としては精一杯やってるつもりで。しかし、そういう負い目があるからだろう、どうせ私は必要とされていないんだ、という僻みがある。僻みじゃなくて、おそらく…

そりゃ嫌われても仕方ない

うちの会社は大きな駅からは少し離れたところにある。それで社員はバスを使って通勤する。実は少し歩くと、その大きな駅の少し手前に到着する別の電車の駅があるのだが、面倒なので大体バスなのだ。 以前、後輩のOがひとりバス停で待っていたことがあった。…

理力の杖

うっすらした記憶を元に書くが、理力の杖、という武器をご存じか。ドラクエの武器で、魔法使いとか僧侶のような、腕力の弱いキャラクターの装備品である。これで攻撃すると、呪文でしか活躍できないへっぽこキャラでも、そこそこ気の利いたダメージを与える…

適切な距離感

うちの会社は独自の文化があって、一般的な企業のような社会人的振る舞いをあまり要求されない、という一面がある。たとえば、普通なら人を呼ぶときに係長・課長・部長と役職で呼んだり、あるいは○○課長・××部長と役職の前に名字を付けて人を呼ぶでしょう。…

『あなたにドロップキックを』

『あなたにドロップキックを』 イモトアヤコ 惡斗 ほか NHKの創作シナリオ大賞受賞作。芸人がする演技って苦手で、しかも相手はプロレスラーで、芝居できる奴いないんじゃね? という気持ちがあってなかなか見られなかったのだが、案外良かった。シナリオも…

シナリオの書式設定・その後

以前、シナリオの書式設定について記事を書いたことがある。そこで、ト書き・セリフ、についてインデントの設定をするのが大変煩わしい、とぼやいていたのだが、これがあっさりと解決してしまったので紹介する。って、こんなこと今更言われんでも分かっとる…

別人を演じる

別人を演じるにはどうすれば良いか。まずは自分を騙すことだ。 この部署で働くとき私は、要領が良くて気が利く奴、ということになっている。嘘だと分かっていても、お世辞だと分かっていても、そう言ってくれるのを信じられたら、自ずと人はそういうキャラク…

キモい!

久々にまた別の部署へ。ここは先日、私のことなんてきっと忘れていると思っていた新人さんが、後ろから私の名前を呼んで追いかけてきてくれるという胸キュン(死語)体験をした部署だ。あれからひと月。否が応にも期待が高まる。 しかし、奇跡は二度は起こら…

即解約

なんかカード会社から営業の電話が掛かってきて、リボ払いにしないか、と言ってくる。リボ払いにする気はないと断ると、いやいやお客さん、これはお得な話なんですよ、と言ってくる。 こういうとき、実際お得であることというのは案外ある。もちろん、所詮は…

星が見える

梅雨入り宣言されたのに関西は梅雨入り以前より爽やかな晴天が続いている。個人的には梅雨が嫌い、というより憎いので、こんなにありがたいことはない。このままずっと晴れていてくれないかな、と思う。しかし、空梅雨となると日本人にとっては死活問題で、…

ジーンズだらけ

ここんところ週末もずっと外出してて、休みの日=家から出ない日、というのが当然になっている自分としては、なんだか身体が休まらない感じがするんだけど、本当はこういうのに慣れて、というかこっちの生活の方がむしろ当たり前なんだ、という風に思えるべ…

西日本のテッペンへ

芝居を見るついでにハルカスの展望台にも上ってきた。芝居よりこっちの方が楽しかった。 16階受付からエレベーターに乗り込む。前方がガラス張りになっていて、前を向いて乗れと誘導されるので、途中から外の景色が見えるのかと思ったのだが、そういうことで…

『狼狽 不透明な群像劇』

『狼狽 不透明な群像劇』 八嶋智人 姜暢雄 ほか 2017年6月10日 17:00開演 近鉄アート館 カムカムミニキーナとかいふ劇団の芝居を見に行ってきた。うーん、苦手だった。 雑誌記者の女の子が、ベストセラー作家のゴーストライター説を確かめるべく、とある村に…

ノータリンを歌う

『名もなき詩』で思い出したのが、ドラマ『ピュア』。どんな話だったのかは忘れてしまったが、最終回を録画して何度も見直し思い切り泣いたことと、その最終回で高橋克典が大粒すぎる涙を流したことだけは良く覚えている。 確かストーリーはこんな感じ。軽度…

引っ込み思案系の末路

『名もなき詩』を完成させたとき、桜井和寿はどんな気持ちだったんだろう。とんでもないものを作り上げてしまった、という感情に身体が震えたんじゃないだろうか。いや、既にそれまでにとんでもないものをいくつも作ってしまっている。自分の中から次々と曲…

怖いから綺麗

広瀬すずって可愛いんだけど、もう私みたいな冴えない男からすると、いじめられそうで、顔を見るたびに恐ろしくなる。しかし、恐ろしいが故の美しさというものはあるもので、だからこそ彼女は美しく見えるのかも知れない。 恐ろしいが故の美しさと言えば鈴木…

ディスる

「ディスる」という言葉が市民権を得て(?)久しい。この言葉を初めて聞いたのはかれこれ10年ほど前で、最近すっかり見なくなった漫才コンビ・ギャロップの毛利が、当時推していた自身のDJキャラをアピールする際に連呼していたのだった。 調子に乗っていて…

追われる

ダメだ。やりたい、と言って始めるくせに続かない。そういう自分が嫌で、やりたいことがやらなきゃいけないことになってしまって、それで結局出来ないんで凹むし、かといって諦めることも出来ないんで、それに追われる。追われてやるならまだしも、心だけが…

健康的な休日

今年の一月から、自宅の庭を飛び出して、父が近所(といっても車で10分のところ)に畑を借りて野菜を作りだしている。その畑の隅っこに、農機具などをしまっておく小さな倉庫を作りたい、ということになって、父が一人せっせと拵えたパーツを、現場まで運ん…

言葉で画を描く

自分が脚本を作るときのことを考えてみた。日頃、物語物語と私は言っているが、私は物語を書こうとしていないのではないか。書けないのは、書こうとしていないからではないか。どういうことかというと、私は言葉で画を描こうとしているのである。 例えば今日…

司会業の男

「アンタの顔を見るたび、あぁこの間テレビで見た人だなぁと思う」と言われ、「へぇ、まぁどこにでもいる顔ですから」と返すと、「あのー、なんだっけかな、あのジャニーズの」と言うものだから、「えっえっ、誰ですか」と私は急に食いつく。「うーん、なん…

骨が刺さる

柔らかな肉に触れる感触はいうまでもないが、骨の硬さが感じられるのも、また良い。何の話かって、女体である。うわぁ、最低。 今日もいつものように通勤電車に押し込まれていたのだが、ってまさかこの流れは痴漢の話でもする気か? うわぁ、最低。いや、そ…

美意識と可能性

シナリオという表現方法には「映像にならないものは書くな」という不文律がある。これは小説とシナリオの違いを理解していない初心者を指導するための標語であり、文学的表現の排除を主たる目的としたもので、新井一が言い出して人口に膾炙した。確かに、シ…

8年前の自分に会えたら

今日は少々深い話をすることが出来た。彼女が何を目指して生き、どういう紆余曲折を経て今の会社に入ってきたのかを知ることになったのである。彼女のプライバシーと私の個人的事情によって、それを詳しく書くことは出来ないけれども、彼女と私は、極めて類…

情報戦に勝って勝負には負ける

新人の女の子と喋っている、という話ばかりしていて、いかに同年代の女の子と会話をしてこなかったのかを、私自身が痛感していて引く。上手く話せないものだから、ついつい質問ばかりしてしまう。自分がされて嫌なことを人にしている、という情けなさ。と同…

Thai more nine her nash.

岡崎体育が歌詞を見ないと英語にしか聞こえない歌を発表して、またコイツはスゲーものを出してきやがった、と少し盛り上がっている界隈があるらしい。確かに凄い。凄いとは思う。思うんだけど、でもそんなに新しいものかというと、そうでもないんじゃない? …

『ちょっと今から仕事やめてくる』

『ちょっと今から仕事やめてくる』 工藤阿須加 福士蒼汰 ほか ブラック企業に勤める青年・青山が心身ともに追い詰められたすえ、駅のホームに飛び込もうとしたその時、幼なじみのヤマモトと名乗る男に命を救われる。青山はヤマモトのことを覚えていなかった…

拗ねる

この日、仕事が終わってから新人さんの歓迎会をやった。 仕事中、ずっと暇な部署だというのに、彼女とはほとんど会話がない。まぁ仕事中なんだからそもそも私語してんじゃねえよってことで、彼女も会社の研修資料なんかにずっと目を通したりしている。 なに…

飲む

職場のボスとサシで飲みに行った。ちゃんとした大人の人とご飯を食べに行ったのなんて初めてだ、と思っていたが、そういえばこの間、同じバイトのお姉さんとご飯に行ったんだった。その前にも、とても大人とは言えないようなクセのある人とご飯に行ったこと…

お前かよ

さて、仕事中のこと、本当に普通に仕事をしていたら、「なに? 面倒くさいの?」と言われてしまう。いや、面倒くさいよ。でも、それは別に今に始まったこっちゃないし、むしろ賃金相応のやる気を出して仕事には取り組んでいるんでね。「私のこと嫌いなの?」…

一色の夢

大学時代のことをうっすらと思い出した私は、当時一番仲の良かった友人の名前をネットで検索してみることにした。 とか言うと、お前友達なんかいないって言ってたじゃん、と日頃より励ましの声をいただいていた読者諸氏から失望の混じったツッコミが入りそう…

寂しいは美しい

夜中にチャットモンチーとか聴いてると、大学生の頃に徹夜でせっせと提出レポートを作っていた頃を思い出す。タダでさえ落ちこぼれで人生周回遅れだったのに、頼れる友人もいなくて、いつも単位を落として留年してしまう恐怖と戦っていたあの頃。おかげさま…

お前なんかどうでもいいんだよ

こういうときだけ開き直るけれども、私は子どもだ。どうしても大人になれない。理不尽な扱いを受けたとき、あるいは(自分のことを棚に上げているのは承知の上でいうが)無礼な振る舞いをされたとき、私は状況が許す限りあからさまに反発してしまうし、さす…

「だし巻き卵」

チキンライスの上にオムレツをのっけて、切れ目を入れるとトロトロっと広がるタイプのオムライスがあるでしょう。タンポポオムライスというのだが、あれに憧れて随分前からオムレツの練習をしてきたのだった。料理の基礎たる卵の扱いさえマスターすれば、こ…

違う違う、そうじゃない

朝、会社へ向かうバスの中で新人の彼女を確認した。停留所に到着し、私は先に降りた。当然、彼女は後から降りてくる。どうしようか。振り向いて、おはようと言うべきか。それとも――と思っていると、何のことはない、彼女は私の横を小走りで通り過ぎていく。 …

人に教えるって難しいね

さて、こっちの部署にも新人さんが配属されていて、どうしたら良いんだろうとか戸惑っている姿がやっぱり普通に可愛いのである。ただ、大人しめの性格なのかカチコチに緊張しているのか、先の新人さんより随分静かな印象だった。 私の力量不足というのも大い…

モテる男はこんなこと書かない

このあいだ会社の人たちと飲み会をやって、それが存外の楽しさだったために、職場に対して妙な愛着が湧いてしまったというようなことをほざいていたが、ここにハッキリと訂正させていただくと、私が愛着を持ってしまったのは、やはり人生初の後輩の方らしい…

意思のやりとりを実地で訓練する

もうすぐお昼休みという頃、仲の良いバイトのおばちゃん(以下、お姉さん)と無駄話をしていたら突然「ごはん行こう」と言われた。内心もの凄く驚きながら平然を装って「行きましょう行きましょう」と答えた。それから「でも、僕たちって休憩の時間が別じゃ…

宿命をものにした男

フジタという芸人がいる。ファミコンが好きでそれを仕事にしてしまった男だ。2万本近いファミコンソフトに囲まれて暮らしていることでも有名で、テレビで取り上げられるたびに周囲に引かれているので、ご存じの方も多いかも知れない。 ファミコンに関しては…

眠りたくない夜

仕事に行くのが嫌すぎて、寝たら明日が来るしとか思って、ついつい夜更かししてパソコンで動画とか見ちゃうわけ。外付けHDDを出してきて、過去に保存した音楽やら動画を再生してると、夜中ゆえに妙にテンションが高ぶってくる。 キンキーブーツを聞いてると…

物語と不可分な音楽

普通のことをいうけれども、音楽って大事だよな。いまドラマでも映画でも舞台でも、音楽なしのものなんて考えられない。音楽はもやはストーリーの一部ではないか。ストーリーを生かすのが音楽であり、しかしストーリーによって音楽にも命が吹き込まれる。 好…

読心術を使う人

私が実年齢より必ず若く見られるのは、自分でも自覚している幼さが原因である、ということは折に触れて愚痴っているけれども、「幼い顔してるのに『自分は若い顔』と勘違いしてる社会経験のないおっさん」などというタイトルのスレッドを立て、人の心を上手…

クローンのある未来

あるブログを読み返していた。この人、天才だと思う。世の中、天才ぶる人は多く、それなりのポジションにいたりして、ますます皆に天才と囃し立てられ、中身はないのに調子に乗っているような連中は多い。別に私が目利きだと言いたいわけじゃなくて、という…

幻の港町

少し小高いところを電車で走っていると、向こうの方に山が見えた。山の手前には街が広がっている。あれ? と思った。こんな近くに海なんかあったっけ。違うのである。山の中腹を濃い雲が上手に隠して、その雲から山の上半分だけが出ている。その様子が海に見…

本質的楽天家

中学受験の算数の参考書をやってるんだけど、問題が全然解けない……どころか、解説が理解できなくて、ここ5年くらいで一番引いている。芸術がダメなら勉強でやっていこう、とか思ったが、そもそも勉強ができなかったことを忘れていたぜ。 最近、やっぱ東大じ…

どうすれば良いのかさっぱり

どうすりゃいいんだろう。 進みたい方向があるのに、進みたくない方向にばかり順調に話が進む。それはそれでありがたい話で、きっと多くの人には羨ましがられるんだろうけれど、私はなんだか先の人生が見えてしまうような気がして、怖くて堪らなくなる。なー…

テンが多すぎる

私の悪い癖で、と早速使ってしまった。読点である。文章中に使う「、」のことだ。私はこれを多用してしまう。特に使い方が決まっているわけではなく、かといって使い方が変だったり、全く使わないとなると途端に文章は読みにくくなってしまう。とりあえず自…

『小・中・高の計算がまるごとできる』

『小・中・高の計算がまるごとできる』 間地秀三 タイトルそのままの内容。数学をやるのに算数は必須で、算数をやるのに計算は必須だ、と常々思っており、そこを強化するために取り組んだ一冊。 小学校篇・中学校篇を1日、高校篇を1日、トータル2日で仕上げ…