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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

寂しいは美しい

夜中にチャットモンチーとか聴いてると、大学生の頃に徹夜でせっせと提出レポートを作っていた頃を思い出す。タダでさえ落ちこぼれで人生周回遅れだったのに、頼れる友人もいなくて、いつも単位を落として留年してしまう恐怖と戦っていたあの頃。おかげさま…

お前なんかどうでもいいんだよ

こういうときだけ開き直るけれども、私は子どもだ。どうしても大人になれない。理不尽な扱いを受けたとき、あるいは(自分のことを棚に上げているのは承知の上でいうが)無礼な振る舞いをされたとき、私は状況が許す限りあからさまに反発してしまうし、さす…

「だし巻き卵」

チキンライスの上にオムレツをのっけて、切れ目を入れるとトロトロっと広がるタイプのオムライスがあるでしょう。タンポポオムライスというのだが、あれに憧れて随分前からオムレツの練習をしてきたのだった。料理の基礎たる卵の扱いさえマスターすれば、こ…

違う違う、そうじゃない

朝、会社へ向かうバスの中で新人の彼女を確認した。停留所に到着し、私は先に降りた。当然、彼女は後から降りてくる。どうしようか。振り向いて、おはようと言うべきか。それとも――と思っていると、何のことはない、彼女は私の横を小走りで通り過ぎていく。 …

人に教えるって難しいね

さて、こっちの部署にも新人さんが配属されていて、どうしたら良いんだろうとか戸惑っている姿がやっぱり普通に可愛いのである。ただ、大人しめの性格なのかカチコチに緊張しているのか、先の新人さんより随分静かな印象だった。 私の力量不足というのも大い…

モテる男はこんなこと書かない

このあいだ会社の人たちと飲み会をやって、それが存外の楽しさだったために、職場に対して妙な愛着が湧いてしまったというようなことをほざいていたが、ここにハッキリと訂正させていただくと、私が愛着を持ってしまったのは、やはり人生初の後輩の方らしい…

意思のやりとりを実地で訓練する

もうすぐお昼休みという頃、仲の良いバイトのおばちゃん(以下、お姉さん)と無駄話をしていたら突然「ごはん行こう」と言われた。内心もの凄く驚きながら平然を装って「行きましょう行きましょう」と答えた。それから「でも、僕たちって休憩の時間が別じゃ…

宿命をものにした男

フジタという芸人がいる。ファミコンが好きでそれを仕事にしてしまった男だ。2万本近いファミコンソフトに囲まれて暮らしていることでも有名で、テレビで取り上げられるたびに周囲に引かれているので、ご存じの方も多いかも知れない。 ファミコンに関しては…

眠りたくない夜

仕事に行くのが嫌すぎて、寝たら明日が来るしとか思って、ついつい夜更かししてパソコンで動画とか見ちゃうわけ。外付けHDDを出してきて、過去に保存した音楽やら動画を再生してると、夜中ゆえに妙にテンションが高ぶってくる。 キンキーブーツを聞いてると…

物語と不可分な音楽

普通のことをいうけれども、音楽って大事だよな。いまドラマでも映画でも舞台でも、音楽なしのものなんて考えられない。音楽はもやはストーリーの一部ではないか。ストーリーを生かすのが音楽であり、しかしストーリーによって音楽にも命が吹き込まれる。 好…

読心術を使う人

私が実年齢より必ず若く見られるのは、自分でも自覚している幼さが原因である、ということは折に触れて愚痴っているけれども、「幼い顔してるのに『自分は若い顔』と勘違いしてる社会経験のないおっさん」などというタイトルのスレッドを立て、人の心を上手…

クローンのある未来

あるブログを読み返していた。この人、天才だと思う。世の中、天才ぶる人は多く、それなりのポジションにいたりして、ますます皆に天才と囃し立てられ、中身はないのに調子に乗っているような連中は多い。別に私が目利きだと言いたいわけじゃなくて、という…

幻の港町

少し小高いところを電車で走っていると、向こうの方に山が見えた。山の手前には街が広がっている。あれ? と思った。こんな近くに海なんかあったっけ。違うのである。山の中腹を濃い雲が上手に隠して、その雲から山の上半分だけが出ている。その様子が海に見…

本質的楽天家

中学受験の算数の参考書をやってるんだけど、問題が全然解けない……どころか、解説が理解できなくて、ここ5年くらいで一番引いている。芸術がダメなら勉強でやっていこう、とか思ったが、そもそも勉強ができなかったことを忘れていたぜ。 最近、やっぱ東大じ…

どうすれば良いのかさっぱり

どうすりゃいいんだろう。 進みたい方向があるのに、進みたくない方向にばかり順調に話が進む。それはそれでありがたい話で、きっと多くの人には羨ましがられるんだろうけれど、私はなんだか先の人生が見えてしまうような気がして、怖くて堪らなくなる。なー…

テンが多すぎる

私の悪い癖で、と早速使ってしまった。読点である。文章中に使う「、」のことだ。私はこれを多用してしまう。特に使い方が決まっているわけではなく、かといって使い方が変だったり、全く使わないとなると途端に文章は読みにくくなってしまう。とりあえず自…

『小・中・高の計算がまるごとできる』

『小・中・高の計算がまるごとできる』 間地秀三 タイトルそのままの内容。数学をやるのに算数は必須で、算数をやるのに計算は必須だ、と常々思っており、そこを強化するために取り組んだ一冊。 小学校篇・中学校篇を1日、高校篇を1日、トータル2日で仕上げ…

力業が通用する

GW後半GW後半というが、前半なんてあったのか? 前半らしき時期はあったが、休みはタダの土日だったし、曰く「後半」までの二日間は仕事が死ぬほど忙しかったし、それで後半の休みが5日間。これをゴールデンと呼ぶしかない社会人の辛さよ。私はそのうち一日…

六度法はどこいった

他人様のお家に伺ったので、一応お礼状を書いておこうと思っている。まぁ、あの感じだもの、こんなモノ送っても読まれるかどうかすら怪しいモノだが、気は心というのか、何がどう繋がるか分からないのだから、ということで一筆したためておくつもりだ。 それ…

間違いではなかった

人生どこからどんな風に繋がって流れていくのか分からないもので、今日ある人と会って話をしてきた。親戚のうちの近所に住むという、映画監督である。正直、全く売れていない人で、大した仕事はしていないのだが、腐っても鯛、業界人は業界人である。その親…

生まれて初めて

仕事帰りのこと。オッサンが自転車に乗ったまま、ペダルをこがずにトボトボとこちらに向かってくる。オッサンはすれ違う人に大きな声で「すんません」と声を掛けているようだ。私はぼんやり歩いていたから途中まで気付いていなかったのだが、オッサンは多分…

『幸せを運ぶ』

○舞台袖 堆く積まれた座布団。 舞台から捌けてきた山田(25)がそこに腰掛ける。 山田は赤い着物を着ている。山田「あだ名、あった?」 山田の正面には、地べたで三角座りをしている田中(22)。 田中は淡い緑色の着物である。田中「いや、あったんです…

『価値観の違い』

○オープンテラス 海の近く。大きな観覧車が見える。 フードコートの外で、イスや机が用意されている。 まばらな客に紛れて、男女が対面して座っている。 木村(22)となるみ(21)である。木村「どう思う、これ」 とあんパンを差し出す。なるみ「パンじ…

時間を隔てて分かる良さ

GWで弟が帰省している。家族で外出したのは奈良の長谷寺。なんか一時期GWになるたびココへ行っていたことがあって、今日は数年ぶりだった。弟は兄を越して先に結婚するらしく、もうそろそろ独身でなくなる。うちの一家がこのメンバーで遠出するのもきっと最…

未知の世界

いまファッションの基礎と、デートのテクニックを勉強している。齡参拾にしていよいよ絹川にも春が訪れたかと思われる読者諸氏もいらっしゃるだろうが、お察しの通りである。そんなわけねーだろ。 しかしまぁ、読んでると面白いし、そして反省する。オシャレ…

的中率100%

荒れた段々畑のような場所に、寂れた旅館のような建物があって、その近くにお花見会場が設けられている。そこを訪れた私が、宴会を終えて帰ろうとしたところ、座敷に上がったときに脱いだ靴がどうしても見つからない、というような夢を見た。昼休みに寝てい…

まだ涙は流れるか

上司と話をしていた。年齢は40半ば。高校を卒業してからこの仕事をしているという。結婚はしていないが、彼女がいる。まぁ色々と事情があって内縁関係なんだそうだ。その彼女はもうずっと病気で、脳から内臓から精神まで片っ端から医者のお世話になっている…

遺伝する

母がいま、町医者のお手伝いのようなことをしている。命に関わる仕事だけに緊張を強いられるものの、これまでの過酷な肉体労働が嘘のようだといっている。職場の雰囲気も、下町的というのか少々がさつで飾らないところから一転、決してお高くとまるわけでは…

卑下のカタログ

精神年齢の低さが反映されてか、私は比較的幼顔で、顔だけが理由かは分からないが、人からは必ず実年齢以下に見られたし、年取らないよなぁと自分でも思っていたのだが、ここんところ自分の顔を見て衰えたというか、若さを失ったというか、端的にいってオッ…

竜二2017

無類のショートカット好きとして知られる私だが、やっぱり似合う人と似合わない人がいて、なんでもかんでも短くすりゃ良いってもんじゃないと思う。ということを改めて痛感させられたのが、ここんところやっている午後ティーCMの宮崎あおいで、ありゃ誰かス…

疑問と理由をつなぐ

映画好きを自称する私のレベルが知れてしまうだろうが、好きな映画の一つに『青天の霹靂』がある。ダメダメな人生を送る壮年の主人公が、自分の生まれる前の世界にタイムスリップして父親と出会い、そこで自らの出生の秘密を知る、という超が付くほどベタな…

人生はまるでお好み焼き

このところ派遣されている部署で、歓送迎会が執り行われた。久々に酒を飲んだが、いつものように身体が火照って辛いということもなかった。強くなったのかな。といってもコップ二杯しか飲んでいないのだが。 細い、通路とも言えない通路を挟んで4人4人に分か…

正直引きました

職場に新人の女の子がやってきた。愛嬌の良いブスが望ましいとか言ってたけど、お世辞にも美人とは言えないものの、かわいらしくしっかりとしたとても感じの良い子だった。初日だし、感じが良いのは当然と言えば当然だけど、真面目だしハキハキ喋るし背筋は…

うきぬしづみぬゆられければ

もし人生がとんとん拍子に進んでいたら私はどうなっていたのだろう。京大に行きたいと思っていたから、きっと京大に行っただろう。学部は多分、なんとなくで法学部を選んだはずだ。それまでにいた友達との付き合いも続いていただろうし、大学で新しい友人も…

YELLOW YELLOW HAPPY

上司の一人が話をしているのが聞こえてくる。なんでも、彼は自分の性格やものの考え方が気に入っているのだという。オレは自分のことが好きなんだと。それで生まれ変わってもまた自分になりたいんだとか。ポケットビスケッツ以来のフレーズだ。いやWhiteBerr…

トラウマを快感に変える

4月の人事異動のあおりを受けて、しばらくご無沙汰だった部署にまた通うことになった。現在のところ一応欠員が出ているからという理由なのだが、もうじき研修を終えた新入社員が配属されてくるので、早々に用済みになりそうだ。それどころか元々通っていた部…

You think I am an easy man, don't you?

最近はほとんど無くなったけど、大学生の頃は本当によく外国人に声を掛けられたものだ。特にバスで並んでいるときが危ない。前方から外人が歩いてくる。そして私のところでピタッと止まる。他にもたくさん人がいるのにどうして、と言いたいが英語が出てこな…

出石と天橋立と

出石に行って皿そばを食った。なんかあんまり意味の無いシステムのような気もするが、積み上げた皿の高さが箸の長さと同じになると「通」なんだとか。私は17皿食べて、ギリギリ通と言っても良いみたい。20皿食べると手形を貰えるらしいと後で知って、もうち…

/(^o^)\2017

街を歩いていたら、女性から声を掛けられた。周囲には大勢の人が歩いている。私はその中の一人だ。 とびきりの美人というわけではないものの、小柄で、まぁ可愛い感じの女の子。私の目線に誰かの目線が絡んできたことを察知して、ふとその方を見ると、彼女が…

『人生は上々だ』

『人生は上々だ』 浜田雅功 木村拓哉 ほか 何故か知らんが、次はこれを観た。これも過去に観たことがある。結構好きだ。 生まれも育ちも底辺でその結果見事に底辺で生きている浜ちゃんと、エリート医学生だったのに恋人に自殺されて自暴自棄になって底辺まで…

つい漏らしてしまう

年に1回か2回、職場のボスと話し込むことがある。やりたいことがあるならそっちの道に行け、ないならうちの会社でやっていく覚悟を決めたらどうだ、という内容。これまで3,4回同じテーマで話をした気がする。今日もそういう話になった。 何か良い仕事見つか…

感情漏洩事案

書くことがない。いや、本当はある。というか、更新するために書くことを毎日探している。でも、書けないな。心のバランスを失っているから、悪口ばっかり出てきちゃう。今まで一方に沈みきっていたシーソーが水平になりかけたのに、またさっきの位置に戻っ…

『沙粧妙子 最後の事件』

『沙粧妙子 最後の事件』 浅野温子 柳葉敏郎 ほか 何故かまた観ていたんだけれど、これは日本ドラマ史上、屈指の名作である。 犯罪心理学のエキスパートである刑事・沙粧妙子が、連続猟奇殺人の捜査をする物語。捜査を進めるうち、事件の背後に、沙粧のかつ…

「悲劇喜劇 2015年2月号」

「悲劇喜劇 2015年2月号」 早川書房 ケラリーノ・サンドロヴィッチ特集。前半は、劇作家と俳優が手をモミモミしながら、ありふれたおべっかを使う。後半は戯曲『社長吸血記』。 クドカンが自身の創作法と比較してケラを語る、というような触れ込みがあったか…

『俺のセンセイ』

『俺のセンセイ』 宮本浩次 石橋杏奈 ほか 開店休業中の漫画家が、売れっ子漫画家のアシスタントをやることになった、という話。一時間の中に、よくこれだけ上手くベタなものを詰め込んだな、という印象。 主人公は中年の漫画家。かつてヘタウマなマンガで一…

『子どものための論理トレーニング・プリント』

『子どものための論理トレーニング・プリント』 三森ゆりか 様々な形態の文章に当たって、それを議論し、その成果を文章として書くのが、向こう(海外)の読解訓練らしい。日本の国語教育はクソなので、母国語を言語技術として教授する海外のように、系統立…

なし

みんな同じだ。とよく言われてきたけれど、そんなことないと思う。みんな不平等だという点で同じかも知れないけれど、不平等の中にまた高いと低いの不平等があるわけだから。そう言うと、いや口には出さないのに、悲劇のヒロインぶるなとよく言われてきたも…

延命は拒否する

どうして延命治療を拒む人が多いのかといえば、それがただ死んでいないという状態に過ぎないと考えるからだろう。そして、ただ死んでいないというだけの状態を無価値だと考えるからだろう。生命が維持されていることと、生きているということは同値ではない…

ピラミッドの底辺ですらない

止めておけば良いのに、ふと気になって調べてみてしまった。「前から二番目に座っていました」という彼女は合格していた。おめでとう。それで気になったのは、7人のうち落ちた3人のこと。落ちたのは先頭の女の子と、私と、最後尾の男性。 先頭にいたのは、あ…

好きだという思い込み

今でこそ映画が好きだとか言っているけれども、私って人間は本当に、好きなものというのが無い。映画が好きだというのも、どこまで本当なのか自分でもよく分からん。まぁ実際にいくつかシナリオを書いてみたりしているわけで、そうやって動いている以上は、…