読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

捕らぬ狸の皮算用

ゴリゴリのマッチョになりたいとか、女性にモテる完璧な細マッチョを目指す、とかなら話は変わってくるんだろうけど、それなりにメリハリのある、それなりに引き締まった身体をキープしたいというなら、トレーニングは1日30分で十分なのではないか。 だって…

恋する

夕食を家の近所のレストランで摂った。大戸屋で定食を食うつもりだったのに、なぜかココに。そんな大層なレストランではない、とはいえ、ロイヤルホストより少し高いくらいのお店で、そんなにしょっちゅう行く場所ではない。実際、ここに来るのは十年ぶりく…

ジジイとババアのケンカ

あんたが使わないなら先に行かせてくれ、とジジイが言う。いや、使うつもりだが急いでいるなら先に使ってくれて構わない、とババアが言う。自分は急いでいないからアンタが使うなら先に使ってくれ、とジジイが答える。私がやると時間が掛かるから先にやって…

今年もダメだったわ

去年に引き続いて今年もダメだったわ。とりあえず最後の最後まで行けて去年よりかは幾分マシか。筆記は惨敗過ぎてほとんど悔いは無い。面接は私の甘さが前面に出てしまっていて、トンチンカンなこともたくさん言ったから、そりゃダメに決まってるわと思うん…

親に感謝する

ウチは比較的裕福な新興住宅地の中にある。周りには大企業に勤めるエリート社員がたくさん。子供の教育に結構な情熱を掛ける人たちが多くて、京大なんて珍しくないし、関関同立が最低ラインくらいの意識がある。公立の学校だったけれど、同級生はだいたい、…

酔うと饒舌になる

私は母に似て下戸でほとんど酒が飲めないが、父と弟はザルだ。そして、酒を飲むとえらく饒舌になるところまでそっくりである。祖母が言うには、父から話を聞き出すときは、家で酒を飲ませたんだとか。すると聞いてもいないことをペラペラと喋り出す。普段は…

女の子のバンドの話

世代世代で女の子のバンドって言うのがある。それこそ昔はプリプリとか? えらい古い話だ。ウチらの世代はやっぱりJUDY AND MARYだろうけど、女の子のバンドって言うとちょっと違うか。となると、チャットモンチーかな。 いまの世代はSHISHAMOか。私が働き始…

既にあるものと、まだ存在していないもの

小さな頃から思っていた。たとえば数学。勉強が進んでいくと、前にやっていたあの分野での話が、いまやっている分野の話と繋がっていることが分かる。三角比を勉強したときの公式が、ベクトルを勉強したときの公式と、実は同じことを言っていた、というよう…

気持ちのやり場

やれやれまた元の生活に戻ってしまった。本当に刺激的な有給休暇だったとつくづく思う。 もし自分の希望が叶ってそっちの方に進めたら、それはそれで先が全く見えなくて恐ろしい。でも、そっちには行けなくて、やっぱりこの生活が続くと思うと、それも恐ろし…

『さらば あぶない刑事』

『さらば あぶない刑事』 舘ひろし 柴田恭兵 ほか 港の倉庫だった横浜がすっかり国際都市になって、タカとユージも定年直前。中条静夫が死んでからの映画は一つも見ていないんで、色々変わっているようにも見えるが相変わらず。 横浜を牛耳っていた裏組織の…

『洞窟おじさん』

『洞窟おじさん』 リリー・フランキー ほか 13歳の頃に家出をして、山の洞窟で数十年を生きたという男の半生を綴った「ほぼ」実話。とても良いドラマだった。全四話。 物語は、おじさんになった主人公・加山一馬が自販機泥棒で警察に捕まるところから始まり…

『足跡姫』

『足跡姫』 宮沢りえ 妻夫木聡 ほか 2017年2月18日 19:00開演 東京芸術劇場プレイハウス 物語の筋自体がとある物事のメタファーで、例えば言葉遊びのようなものから、それって実は○○のことでした、と暴いていくのが野田秀樹の基本線なんだろう。『エッグ』で…

旅4日目

今日が最終日。朝食はルノアール。11時にチェックアウト。池袋のホテルを出たところに行列の出来るアップルパイ専門店があって、列がほとんどできていなかったので、買ってみた。これは後日食べたのだが、きっと焼きたては美味いんだろうなぁ、という味だっ…

旅3日目

宿を後にして、東京駅へ。そこで飯を食って、池袋まで移動した。どんな風に動こうか、何の計画も立てていなかったが、観光には行くつもりだったので、ロッカーに荷物を押し込んで、とりあえず喫茶店に入った。しかし、そこでも結局プランは決まらず、そのま…

旅2日目

集合時間を勘違いしていて、エラい目に遭いそうになったけど、なんとか大丈夫だった。 聞いていた話と全然違うお題を出されて頭が真っ白になった。何にも思い浮かばなくてダメだここで終わりだと思ってガッカリしていたら、なんとなく書けそうな話の種が見つ…

旅1日目

ちょっとした小旅行をしてきた。その雑感、一日目。 まず京都駅から新幹線に乗った。新幹線に乗ったのは、小学校の修学旅行で広島に行ったときと、中学校の修学旅行で東京に行ったときの2回。自分で券を買って乗ったのはこれが初めてだ。改札の通り方も分か…

告白する

夢を見ていた。いまだに高校生の頃好きだった女の子が出てくるんだから、自分の中の時の止まりっぷりといったらない。そして、夢の中で初めて彼女に思いを告白した。といっても、彼女が好きだと言ってくれて、僕もです、というようなとても卑怯な方法を使っ…

だから要らねえって

ドブみたいな青春を送っていたから僻んでいるというわけじゃなくて、もうバレンタインデーにチョコをやりとりする習慣は、お菓子業界が自身を潤すために設けた消費者がただ消費させられるだけの、義理チョコってお前にチョコもらう義理なんか無いからという…

記憶力がものをいう

結構、記憶力が良い。でも、それは頑張って覚えようとしたときの話。サラッと本を流し読みして、それをそのまま記憶しちゃう、なんて楽をするほどの能力は言うまでもなく持っていない。で、楽をするために記憶することを犠牲にして生きてきた。最後に頑張っ…

教養を逸脱する

次の市川崑監督作品について、石坂浩二が主演でないものを選べ。『獄門島』『犬神家の一族』『女王蜂』『八つ墓村』『病院坂の首縊りの家』 ……知るかよ! って思いません? いや、私は思わないんですけどね。もちろん答えは『八つ墓村』。なぜかこれだけ主演…

過去の因縁と決着を付ける

芦田愛菜が名門私立中に合格した、去年の夏から半年猛勉強してた、というのを聞いて、クッソ落ち込んでる。やっぱ賢い奴には敵わん、出来る奴ってのは何でも出来るもんだ。 お先は真っ暗、振り返っても真っ暗。逃げる先は作り物の世界しかない。一話を見たま…

気を抜くな

キューティーマミーのお二人がイケナイ場所で写真を撮ったことを咎められて少々問題になっているらしい。京都でこの写真、ああ、あそこかとすぐに分かった。鴨藝生の皆さんなら一発でお分かりになったはず。 これ、野宮神社の近くだ。嵯峨野巡りをすると、野…

痛みを忘れる

京都にいた。月一で様子見に訪れる祖父母の家だ。今日は実はちょっとした確認事項があったのだけれど、それを確認するための手段がインターネットのみで、しかし、近所でネットのできる場所が全くないのだった。図書館もないし、あっても京都市民じゃないし…

純文学とあて書き

純文学の「純」って何だろう。それは「編集者がいっちょかみしていない」という意味ではないか。作家が命を削って書いたものを、売れるようにするという名目で書き換えさせるのが編集者だ。売れるようにするもなにも、何が売れるかなんて分からないし、書き…

遮二無二書く

多作と言われる人たちがいるけれど、どうしてそんなにたくさん書けるのか不思議だ。個人的な経験から言っても、書けば書くほど上手くなるのは確か。でも、その数をこなすのが難しい。 まず書くことがないしね。何かを書こう、これをこんな風にしよう、という…

味わう

人生なんて言うのはさ、生まれで決まるわけよ。美しいか醜いか、賢いか馬鹿か、金持ちか貧乏か。でも、そんなもん生まれてくる側には選びようがない。親だって選べないし、生まれない自由すら与えられないのだから。 そんなことを言ったら身も蓋もないじゃな…

休憩室で見る夢

自業自得の慢性的寝不足に悩まされている私にとって、隙間時間の睡眠はきわめて重要だ。 6時に起きて身だしなみを整えて飯を体に詰め込んでから二度寝する30分。鮨詰めの満員電車で身動きがとれないことを利用しての立ち寝20分。帰りの電車で座って寝る20分…

○ビルの屋上

男「俺には分かってしまった。もう既にいろんな人が知っている事実だ。でもみんな誰にも言わなかった。だからみんな知っていたけれど、誰も知らないことだった。それが分かってしまった。この世界には魔法使いがいるんだ。ナニがナニのままナニになってしま…

家には近寄らない

弟が結婚するとかしないとかで、女っ気も浮いた話も何一つ無い私は、別に何の肩身の狭さも感じていないのだけれど、肩身が狭いのを見せないふりをしているんだろうなぁと家族が仄かな気遣いをしてくるので、別にそれも何とも思わないんだけれど、むしろ肩身…

創作は暴露する

自殺をする、ということがどうも自分を引きつけるらしい。自殺に惹かれるなんて馬鹿な話で、自死遺族が聞いたらはらわた煮えくりかえる思いだろう。自分自身は、いつももう死んでしまいたいと思っているが、実際には死んでしまうほどの度胸も行動力も無く、…

またやっちまった

何回反省しても足りないのだが、思いついたことをどうしてメモしないんだよ私は。 今回忘れてしまったのは、何かについての結構真面目な説明で、しかも自分としてはかなり首尾一貫・理路整然とした、目の覚めるような思いつきだった。前々から考えていたこと…

タイムパラドックスものは難しい

そういえば前に見ていると言った『リテイク』が最終回だった訳なんだけれど、期待も金も掛かっていないせいか、拍子抜けするような終わり方だった。実は一番身近にいた成海璃子が、保護の対象である未来人で、筒井道隆を救うために未来からやってきた彼の娘…

これで無理なら仕方ない

5分の会話劇、書いたぞ。これで無理なら仕方ない、と思えるものが出来たのは良かった。もう後は好みの問題だ。 ただ、「一場面人物二人、5分の会話劇を書け」というだけで、提出の要領にフォーマットの指示が全く載っていないから、あらすじを書くかどうかで…

『銭ゲバ』

『銭ゲバ』 松山ケンイチ ミムラ ほか 赤貧の幼少時代、あることがきっかけで人を殺してしまった風太郎は、金持ちになって幸せになると心に決める。それから月日が経って青年となった風太郎は、とある大会社の社長一家を乗っ取ろうと画策するが――。という話…

『早春スケッチブック』

『早春スケッチブック』 山田太一 古き良き日本のテレビドラマ。悪く言えば古くさい会話劇。だけど、扱っている内容はいま私が一番関心のある話題。辛気くさくて面倒くさいのは、テーマを見つめる真剣さの現れ。 大学受験を間近に控えた高校生の和彦は、家族…

少女のような美しさ

職場近くの中華屋に飯を食いに行った。個人経営。コックの男と、給仕の女。おそらく夫婦。二人とも中国人。アジア諸国は旧正月っていうの? の時期で、向こうはお祭りムードなんだとか。お姉ちゃん、といっても30半ば、いやつい最近まで40を超えていると思っ…

触媒

私は自分が馬鹿なせいか、昔から賢い人を見つけるのが得意だ。私は自分が馬鹿だから、馬鹿とは付き合いたくなくて、そういう人と友達になる。といっても、最初から「賢い人」というのは、私のような馬鹿を相手にしない。だから、私が仲良くなる「賢い人」と…

起伏の激しい日

「ありがとう」と感謝され、「いいお嫁さんを見つけなさい」と励まされ(凹むが)、「能書きたれるな馬鹿野郎」と罵られ、「男前の兄ちゃん」と褒められ。 職場の人は私には基本的に親切でありがたいなぁと思うし、しかしいちいち細かいうっとうしい連中だな…

松方弘樹の思い出

松方弘樹が死んじゃった。昭和がまた一つ終わっていく。昭和生まれの端くれとして、京都好きの端くれとして、太秦っ子の端くれとして、とても寂しい思いがする。 松方弘樹といえば、『遠山の金さん』が好きだった。母の実家が太秦、祖父はジジイのご多分に漏…

迎合か反発か

美術の授業を例に取ろうと思ったが、絵が描けないから、たとえば、ペン習字。先生がお手本を書いて、それをなぞってきれいな字を書けるようになりましょう、という。でもさ、その先生の字が全然好きじゃないわけ。きれいだと思わない。 いま私は、字がきれい…

ドラマ熱?

ここんところテレビドラマをよく見ている気がする。 土曜の夜に、週一回だけなんとか続けている筋トレの時間があって、ちょうどその頃にやっている『リテイク』を見ている。未来からタイムスリップしてきた人間を保護する法務省の極秘窓際(?)部署の話。タ…

似ている

ダウンタウンの浜ちゃんと大竹しのぶの顔がそっくりになってきたと思うのは私だけか。リフトアップというのか、なんか突っ張ったような顔をしていると思いませんか。笑ったときの顔が、どうも不自然だ。 だから何と言うことはない。別に整形否定派ではない。…

アイデアが固まる

アイデアが固まる、というより、固まってしまう、と言った方がニュアンスが近い。何か物語を作ろうと思ったとき、ふっと物語の核になるようなものが浮かぶ。凝結核が水分をまとって後は雲になるように、その核に要素がくっついて、物語になる。いや、そんな…

暖かな布団

布団に入って本を読んでいた。時間も良い頃になって、寝ることにした。本を机において、一度トイレに行って、電気を消してもう一度布団に入った。布団が自分の体温になっている。凄く心地よい。カーテンを開けると街灯の明かりがぼんやりと部屋を照らす。目…

琴線に触れない

2016年は映画大豊作の年、とか言って盛り上がっている人たちを見ると、暗い気持ちになる。全然見ていないから何とも言えないけれど、私が好きな映画には出会えなかったから。良い映画なのは分かる、みんなが良いというのも分かる、でも好きじゃない、琴線に…

会話劇って?

『カルテット』第一話を見た。半分は勉強のため、3割は調査のため、2割は吉岡里帆目当て。 偶然の出会いをきっかけに4人の弦楽器奏者が半同居生活を始めるが、実は「偶然の出会い」ではないことを一人だけ知らなくて――というような話だった。性格の違う4人の…

一息で扱える文字の量

長い文章を書くのが苦手で、それは長い文章を読むのが実は苦手だからではないか、ということに思い至った。 特に書きたいこともないのにブログを更新せねばなぁ(誰のためにだよ)、などというときは無駄話を無理矢理突っ込んでトータル300字くらいか。たま…

『海よりもまだ深く』

『海よりもまだ深く』 阿部寛 真木よう子 ほか かつて小さな文学賞を取った売れない中年小説家・良多は、取材と称してインチキな探偵業で食いつなぐ毎日。離婚した妻・響子に未練があり、仕事の合間には元妻の新しい彼氏とのデートを尾行している。唯一の楽…

『この世界の片隅に』

『この世界の片隅に』 のん 細谷佳正 ほか 戦前・戦中の広島を舞台に、おっちょこちょいな主人公すずの成長と日常を描く物語。 ちょっと抜けている少女がどんどん大きくなり、知らない男性(実は既に出会っている)と結婚し、家族として受け入れられ、激しく…

不毛な議論

ここ数日、退社の時間が遅くなっているが、何のことはない。会議だ。会議といっても営業会議じゃないぞ、「チーム内の雰囲気が悪い」というのが議題の話し合いだ。 うちの部署は、私とリーダーを除けば、おおむね年齢が近いもの同士で構成されていて、しかし…