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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『スプラッシュ』

映画・ドラマ

『スプラッシュ』 トム・ハンクス ダリル・ハンナ ほか

彼女の出来ない主人公が海で溺れたところを美女に救われ、彼女に一目惚れする。美女の正体は人魚で、実は20年以上前にも、幼い主人公は彼女に救われていた。彼女もまた主人公に恋しており、正体を隠してニューヨークにやってくるのだが……というお話。

リトル・マーメイド的な出会いを果たした主人公と人魚。再会もリトル・マーメイド的。美女は風変わりだけど、めちゃくちゃ積極的で、出会って4秒で合体……じゃなくてキスをしてくるんで、彼女が欲しくて堪らん主人公はもうメロメロ。

そこに、人魚を追いかけ続けて幾星霜、という冴えない学者が、人魚の正体を暴こうと色々仕掛けてくるんだけど、ことごとく失敗。ところが、人魚が自ら正体を明かそうという段になって、学者が正体を暴いてしまうんで、主人公と人魚は破局。

人魚が非人道的に扱われるんで、学者はキレて、主人公と共に人魚奪回作戦を遂行。主人公は人魚との愛を再確認する。で、だ。

人魚は警察に追われている。人魚を奪った主人公も警察に追われている。海までたどり着いた二人は、そのまま逃げようとするんだけど、人間界を一度去ってしまえばもう二度と帰って来れなくなる、と聞かされて主人公は躊躇する。二人は結局、一緒になれなかった。

というのがオチかと思ったら違うんだね。どーせこのままNYにいても犯罪者扱いされるんだから、と海に飛び込んで、人魚と一緒に竜宮城みたいなところに向かって泳いでいく。そこにエンドロールが。

こ、これはハッピーエンドなのか?

ちなみにこの人魚はその後、シーシェパードを支援して、過激な活動の末に逮捕されます。

リテラシー』は、フォーマリスト映画は深刻な問題からかけ離れていると思われがちだが、本作のようなファンタジーでも、基本的な価値観を探る内容になっている、という話。

スプラッシュ 特別版 [DVD]

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映画技法のリテラシー〈2〉物語とクリティック ([2]物語とクリティック)

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  • 作者: ルイスジアネッティ,Louis Giannetti,堤和子,増田珠子,堤龍一郎
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本
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