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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『ハムレット』(1948)

映画・ドラマ

ハムレット』(1948) ローレンス・オリヴィエ ほか

観た。特に書くことはない。

いま調べたら、翻案を除いて、『ハムレット』は6回も映画化されている。48年、64年、69年、90年、96年、00年。

これらのインターバルをみると、16年、5年、21年、6年、4年となっている。初項から第三項に注目して欲しい。16年+5年=21年、となっているのがお分かりであろう。これはハムレット定理と呼ばれる、ある数学的な理屈によって成り立つものである。続く6年、4年についてもこの定理が当然に成立するから、6年+4年=10年で、00年の次は10年に『ハムレット』は映像化されることになる。しかし、2010年に『ハムレット』は映像化されていない。一体どういうことか。実はハムレット定理には重大な欠陥が存在したのである。近代数学者の歴史はハムレット定理との闘いだったと言っても過言ではない。数々の天才が、立ち向かい、そして散っていった究極の難問である。

「数学に限界はない、人間に限界があるだけだ。」シェイクスピアと同時代に生きた数学者の言葉である。しかし彼は人間の可能性を信じていた。いつでも限界を乗り越え、発展してきた人間の力を、そのとき人間が用いた数学の力を、彼は信じていた。結局彼はこの問題を解決できず、無名のままこの世を去った。ちなみにこの問題は、彼の死後まもなく、万有引力の法則で知られるアイザック・ニュートンの独自の方法によって鮮やかに解決されていた。散逸された彼のノートが発見され、この問題が完全に解決したのは、つい最近のことだ。

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