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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室』

『物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室』 G.ガルシア=マルケス 訳=木村 栄一

ノーベル賞作家のガルシア・マルケスが、自身の主宰するシナリオ教室で行ったプロット会議を文字に起こした、という本。

このタイトルはウソで、本書では物語の作り方なんて全く語られていない。ブレーンストーミングでデタラメにアイデアを出しまくって、元のアイデアが跡形もなくなるくらいに改変されていく過程を味わうという内容。

陳腐なアイデアしか出してこないボンクラな生徒に対し、ホスト役のガルシア先生が話し出すと物語がグイグイ推進力を増すのが面白い。面白いんだけど、どうやったらそういうアイデアが思い浮かぶの? というところにはタッチしない。タッチできないのか。だから、物語の作り方は分からない。

中には、日本人がウ○コをパックに詰めてリサイクルしてる、なんていう話が出てきて、マジで言ってるのかギャグで言ってるのか知らんけど、こんなところにクール・ジャパンが、という感じ。こうなると他の話の信憑性にも問題が出てきそうだが、まぁあまり問題はなかろう。

物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室

物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室