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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『1億人の超短編シナリオ実践添削教室』

脚本術・映画学・物語論

『1億人の超短編シナリオ実践添削教室』 柏田道夫

シナリオセンターって20枚シナリオを書かせるんだね。ペラ20枚で10分か。これが書ければ、1時間ものでも2時間ものでも書けるという理屈。シナリオの勉強をし始めた頃って、とりあえずシナリオセンターの情報から入るから、あぁそういうもんなのか、と思うんだけど、やってみりゃ分かる、全然違うわけ。描写の技術を磨くのと、ドラマ全体を設計するのとは、まったく別の話。本書に至っては、600字。一分半。これで何を書けというのか。

人生は、一日の積み重ね。一日の意味は人生全体を通じてしか分からないけれど、人生全体はその一日がなければ成り立たない。部分と全体が循環している訳でしょう。物語はまさにその典型じゃないのか。ドラマ全体からワンシーンを切り取って批評することに、一体どれほどの意味があるのか疑問だ。

1億人の 超短編シナリオ実践添削教室 (「シナリオ教室」シリーズ)

1億人の 超短編シナリオ実践添削教室 (「シナリオ教室」シリーズ)