読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『シナリオ作法四十八章』

『シナリオ作法四十八章』 舟橋和郎

必要な項目を挙げていったら48章になりました、というよりは、明らかに四十八手に掛けて48章にしているんで、こういうのどうかなぁ、とは思うんだけど、案外読み応えのある一冊。映画とテレビでは観る人の集中力が違うから、シナリオもそこら辺を考慮して書かんとあかんで、という話から始まって、結構ツボを突いた話が載っている。

体系性を言うと、そんなもんへったくれもないんだけど、目次がそのままチェックリストになりそうなくらいよくできていて、30年以上前の本とは思えないくらい気が利いている。巻末には作者の書いた作品が一覧で載っていて、脚本家としての気概を見せる。あぁ、この本の内容は経験に裏打ちされたものなんだな、と思わされる。

『シナリオの基礎技術』を読むなら、こちらの方が上手く整理されていると思うよ。ただ、いずれにしても古いんで、わざわざ読む必要があるのかは疑問。いまはステップ・アウトラインで構成して、アーキタイプでキャラ造形ってのが主流だしね。

シナリオ作法四十八章 (映人社シナリオ創作研究図書シリーズ)

シナリオ作法四十八章 (映人社シナリオ創作研究図書シリーズ)

 
シナリオ作法四十八章

シナリオ作法四十八章