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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

それでおしまい

高校三年生の頃、今のことを思えば十分早起きだったけれども、朝8時とかに目が覚めるんだね。一時間目の授業に間に合うためには、8時に出てもギリギリだというのに。つまり、完全な遅刻だ。それを親もどうこう言わなかった。だらしなく生活して、だらしない人生を送って損をするのはお前自身だ、ということだったんだろう。家は基本的に、あんまり親から色々言われることは無かった。悪いものは悪いということを分かっている、と一応信用されていたのかもしれない。

もともとはきちんと時間通り学校に行っていたし、遅刻しながらでも最後まで学校には行ったんだけど、どうしてあんな風になっちゃったんだろう。義務教育じゃないんだから、来たくないんだったら辞めればいい、とか先生に言われたこともあったなぁ。

もちろん、私が全て悪いんだけど、でも私が苦しんでいるのは私のせいじゃないし私の力じゃどうしようもないんだ、という気持ちが強くて、しかし何を悩んでいるか明かす勇気は無かったし、どう悩んでいるかを説明する言葉もなくて、結局だんまりを決め込みながら、生活がだらしなくなっていった。

何を考えているか分からなかっただろうし、先生が腹を立てたのも当然だろう。けど、「来たくないなら辞めれば」というのは教職者としては言ったらそれでおしまいのフレーズなんじゃないかなぁ。自分の非を棚に上げていうけど、コイツには絶対何も言うまいと思った。それとも、先生は「おしまい」にしてしまいたかったのかも知れない。