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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

U15

15歳以前と以後で自分の人生が途切れてしまっている感覚がある。じゃあ以前は明るく楽しい人生だったのかというと、全然そんなことないのね。小学校三年生くらいの頃だったか、「学校は今日も楽しくなかった」みたいなことを母親に報告していたのを今日ふと思い出したのだ。「今日はまぁまぁ楽しかった気がする」なんていうと、そう良かったねぇ、なんて言われていたと思うから、そう考えるとまぁ毎日楽しくなかったんだろう。4年の時の担任は特に嫌いだったのを鮮明に覚えていて、いま思いだしても楽しくないくらいだ。そう思うと、楽しくなかったことばかり思い出されて、やっぱり人生を通じて特に楽しくはなかったことがいよいよハッキリしてくる。

ただあの頃は、自分の存在を疑わなかったな。価値がある云々ではなく、自分は存在して当然だと思っていた。そんな難しいことをそもそも考えていなかった。自分を当たり前のものとして、何も考えずに生きていた。生きていられたという方が正しい。幼いのだからそれこそ当然か。

15からはダメだ。その楽しくない人生に加えて、自己否定の意識がどんどん自分を飲み込んでいった。それであるとき、この楽しくない人生の正体が自分自身であることに気付いてしまった。21歳くらいで、沈みきった人生も底を打ったような気がしていたが、どうやらまだまだグラフは下降を辿るらしい。