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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

別に好きじゃないんだ

もうね、死んだっていいの。全然生きる気力なんかない。何にも楽しくないし、何かをしたいわけじゃないし、このさき何があるって訳じゃないし、ホント、何にも意味がない。ただ辛いし、周りも迷惑なだけ。といって死ぬのも怖い。だから要するに、死んでないだけ。

って、どれだけぼやいても、死ねない以上は生きていなければならず、生きている以上は働かざるを得ない。働かずに凍えて餓死するっていうのも、やっぱり怖い。

劇がさ、そんな風に凹んでいる私を、少し盛り上げてくれた。それだけなんだよね。元々は、そういう受け身で、凄く消極的な理由なんだよ。それをさ、自分で積極的な理由に変えたんだ。劇が好きだ、劇を書きたい、っていう風に。でも、所詮は嘘なんだよね。そう言い聞かせているだけ。本当はそんなに好きじゃないのかも知れないし、別に書きたいわけでもないのかも知れない。知れないっていうか、好きじゃないし、書きたくもないんだ、きっと。

今更、他に何かが見つかることもないだろう。見つける気力もない。それで、本当に好きなのかどうかもハッキリしないことにしがみついて、無理に自分の方向を作っている。それがなくなったら、もう私には何もなくなる。既に何もないのは分かっているけれど、自分を騙すこともできなくなる。