京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

トリックを変えていた

ずっと大人になってから気付いたことがある。金狼はトリックを変えていたのだ。

銀狼怪奇ファイル』の話。二つの脳を持つ設定で堂本光一が二役やった土曜ドラマだ。ピンチになるとへなちょこ主人公の脳がスイッチして、銀狼になる。学園で起きる様々な奇っ怪な殺人事件を、銀狼は卓越した頭脳で解決するんだけど、最終回直前で、実はそれらの殺人事件の裏に銀狼の兄・金狼がいたことが判明する。

ストーリーは毎度同じパターンを辿る。事件が発生する→主人公たちが捜査に乗り出す→不思議な現象を目の当たりにして追い詰められる→主人公が銀狼と入れ替わる→怪奇現象が収まるor犯人が逃走→銀狼によるトリックの暴露と解決策の提示→再度怪奇現象に挑む→思っていたのと違う! と銀狼がパニックに陥り元の主人公に戻る→トリックの再検証→解決篇……。

昔は、銀狼が必ず一度トリックを外すのでアホじゃないかと思っていたが、大人になってから見てみると、一回目と二回目で現象のトリックを金狼が変えていることが分かる。そりゃそうだ、間近でトリックが暴かれているのに、そのままもう一度同じやり方で通用するはずがないもの。とはいえ、それ自体がパターン化しているんだから、いちいちパニックになるなよ、慣れろよ、そしてすぐ側にいる黒幕に気づけよ、とは言いたくなる。

てなことを、なぜかふと思い出したんだ。宝生舞が可愛かった。