京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『現代映画 構成とドラマツルギー』

『現代映画 構成とドラマツルギー 西周

物語論で、レシとイストワールの結びつきが重要という話。原理的に言えば「語るに値しない話」というものは存在しない、という。で、その結びつきが唯一無二のものが名作・古典と呼ばれるようになると。一読してつまらん、と思ったんだけど、ところどころ示唆的な内容があって、もう一読くらい必要か、と感じている。

シナリオ理論については山ほど教則本があるけど、構成論とジャンル論ばかり。純丘曜彰『エンターテイメント映画の文法』とブレイク・スナイダー『SAVE THE CATの法則』があればその他の本は不要だ。最近だとドラマの原理について語っているロバート・マッキーの本が(ずいぶん前の本だけど最近日本語訳出た)そこそこ新鮮か。といっても川辺一外という松竹出身の理論家が『ドラマとは何か?』で実は似たような話をしている。まぁこの話は今度触れよう。

最近は演技力こそが脚本作りの要諦だと思っていて、スタニスラフスキーに注目している。って、それも今更の話か。マッキーも川辺も、スタニスラフスキーには言及しているし。昨日か一昨日発売された『「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方』もどうやらここら辺(ビート=役者のアクションとリアクション)に注目しているみたいで、新しい潮流になりそう。

本書とは全く関係の無い話になったが、そんな感じでわたしはまだ脚本の勉強をしていますよ、という話。とりあえず、マッキーの『ストーリー』をいまノートを取りながら再読しているんで、後でまとめを提示したい。

現代映画 構成とドラマツルギー

現代映画 構成とドラマツルギー