京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

さよならマエケン

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」内の人気コーナー「たとえてガッテン」でとあるリスナーがぶちかました「マエケンのアナルか!」というたとえツッコミに端を発したマエケンブームから10年。私は当時から「くりぃむANN」ヘビーリスナーで、未だに当時の録音を毎日のように聴いている。もはやBGM代わりといったところ。ちょうどマエケンが救急搬送されたその日の夜には、マエケンをゲストに迎えた「アナル証人喚問」を聴いていたのだった。

だからさ、死んだって言われても全然ピンと来ないの。不謹慎な話だけれど、笑っちゃうわけ。そのつい数時間前に「アナルでキュウリが切れる」とか言うのを聴いてたんだから。

性的にマイノリティで、色々苦しみもあっただろう。都会の雑踏の中で倒れて最後を迎えるなんて、なんだかとても孤独な感じがしてさみしい。一方、短くて急に終わってしまった人生だけれど、きちんと本当の自分を外に出せた、それなりにいい人生だったんじゃないかな、とも思う。そんなこと、他人に勝手に思われるのも気に障るだろうけど。

ホント、人はいつ死ぬか分からない。でも、死が悼まれるなら、それはそれでいいんだろう。それに我々ヘビーリスナーの聴く放送の中で、彼は生き続ける。死んでも、それで終わりじゃない。とりあえず、さようなら。