京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

みんな好きだよね

映画は一体誰のものだろう。答えは簡単。監督のもの、ということになっている。しかし、本当にそうか。

ある映画監督が言っていた。監督というのは、皆が好き勝手に作りたがるところを「ここは俺に任せてくれ」と一任してもらう人に過ぎない。彼はある著書においても、普通の会社の中間管理職程度の能力があれば映画監督は誰にでも務まるものだ、と言っていた。少し謙遜が過ぎる気もするが、多分それは事実なのだろう。

要するに、監督は調整役なのだ。脚本家が0から1を生み出し、生み出された脚本に関わる人がそれを数十倍に膨らませようとする。監督はそれを刈り込んで10にして完成品として世に問う。まぁそんな簡単なもんじゃないし、現実は少しそれとは違うんだろうけれど、そういうわけでだろうか、あまり映画監督という仕事には魅力を感じない。

うちのブログはシナリオ教則本をいくつか取り上げていて、ブログ訪問者のほとんどがそれを検索してうちにやってきているが、みんな私と同じで映画は物語こそ重要だという信念に貫かれた人たちなのだろうか。それとも私と同じただのワナビーなのだろうか。

いずれにしても、劇の脚本なんていうマイナーなところに目をつけている人が案外多くて驚く。