京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

くりぃむANN 第160回

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」が一夜限りの復活と聞いていたのだが、実は本放送は7年半、特別放送を挟んでお休みしていただけで、今回は久々に第160回目の放送が行われた、ということらしい。「番組終了コント」のお約束を逆手に取った「実は継続してました」というネタ運びのうまさに改めて感心した。「実はくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンは終わってなかったんですよ」という有田のコメントには涙が出そうになる。二人とも当時のことをほとんど忘れてしまっていて、録音したものをほぼ毎日聴いている私には少し寂しいものもあったけれど、何にしても、感慨深かった。

大事なお知らせは、やはり熊本地震のために、チャリティーライブをやります、というお話。まぁ後出しじゃんけんで悪いけど、多分そうなんだろうなぁと思っていた。今後しばらく、月一でライブをやっていく、ということらしいよ。とはいえ、心の中で、ANNという形ではないにせよ、ラジオを復活させるのではないか、という淡い期待があったのも事実。

しかしまぁ、放送の内容は、意図的であるにせよ、7年半前と何も変わらないものだった。それが嬉しい反面、番組が終了したのはやはり、パーソナリティーの二人が飽きてしまったのが原因の一つだったんだろうなぁ、ということがハッキリしてしまって、悲しかった。二人とも、久々だから楽しそうにやってくれていたけど、7年半前の終わり際の放送は、無理矢理消化している感がどうしても否めなかったもの。内容が変わらない分、現在と過去で、その対比が明らかになってしまったというか。

レギュラー放送復活を切望する人は多いけれど、久々の放送ですらこれなんだから、多分またマンネリ感が前面に出てきて、二人から熱が失われてしまうんだろう。それを思うと、安易に復活して欲しいとも言いにくい。ハガキ職人たちには悪いけど、ネタコーナーにあまり時間を割かずに、二人の馬鹿話をもっとたくさん聞かせて欲しかったな、と思う。

それにしても、7年半か。あっという間だなぁ。色々変わったはずなのに、何も変わらない。色々変わりたかったはずなのに、何も変われなかったといった方が良いのか。でも、あの頃に帰れたかというと、もうあの頃には帰れないんだなぁという思いが強く残った。人生には、その時その時期その頃にしか出来ないことがある。高校・大学と、失った時間、逃がした機会、やり残したこと、はもう絶対に取り戻せない。

あの頃が輝いていた人も、空っぽだった人も、それぞれの気持ちでこの放送を聴いていたのか、と思うと、胸の詰まる思いがする。次の放送も楽しみにしています。