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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『ザ・ストーリー』 Chapter11

脚本術・映画学・物語論

『ザ・ストーリー』 Chapter11 ロバート・マッキー

目次:

INTRODUCTION 型破り脚本術
Chapter 2 構成のスペクトラム
Chapter 3 物語世界を創造する
Chapter 4 ジャンルと決まりごと
Chapter 5 構成とキャラクター
Chapter 6 思考と感情のデザイン
Chapter 7 ストーリーの本質
Chapter 8 インサイティング・インシデント
Chapter 9 困難の連鎖
Chapter10 シーンをデザインする
Chapter11 シーンの分析
Chapter12 コンポジション
Chapter13 危機、クライマックス、解決
Chapter14 敵対者の原則
Chapter15 状況説明
Chapter16 問題と解決策
Chapter17 登場人物
Chapter18 脚本の実際
Chapter19 プロの流儀

シーンの分析

シーン分析の第一歩は、シーンをテキストとサブテキストに分けること。
テキストとは、表面の知覚で捉えられる部分のこと。
サブテキストとは、言動の裏に隠されたもので、本人が自覚している場合と、無自覚の場合がある。
現実同様に、人物の本当の気持ちや思いは、仮面で隠される必要がある。説明的なシーンは、テキストにサブテキストを書き込んでしまっていることが原因で生じている。これを避けるためにも、シーン分析が必要だ。

シーン分析の5ステップ
①葛藤を明確にする
シーンの原動力となっている人物の欲求を「~すること、~を得ること」という形で明らかにし、これに対する人物の欲求・行動を「~しないこと、~でなく~を得ること」という形で明らかにしていく。
②価値を明らかにする
その価値は何か、ネガかポジか。
③ビートに分解する
テキストとサブテキストを見て、サブテキストを動詞で、ビートのレベルまで分解する。全く異なるアクションとリアクションが生じるまでを1つのビートとして扱う。
④シーン終わりの「価値」を調べる
シーン終わりの価値を、シーンはじめの価値と見比べ、ネガとポジの変化があるかを確認する。変化があれば、ストーリーは展開している。
⑤ビートを見て、ターニングポイントを確認する
ビートの流れの中で、予想と結果の間に大きなギャップが生じるところがあれば、それがターニングポイント。

シーンをビートにまで分解する、なんてのはこの本が初めて。これ、例を見ないとちょっとわかりにくい。詳細な例は本書を参照のこと。

次は「Chapter12 コンポジション

ザ・ストーリー

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