京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

俺の文章をお前が添削するのか?

正社員登用の話をもらって、こっちとしてはすぐにでも会社を辞めたいけど辞められないから保険の意味でとりあえず受けておくかという内心を隠したまま、それを受け取った、というようなことを前に言ったと思う。それで、志望書を提出しなきゃならない、というようなことも言ったんじゃないかな。そうだ、それを提出したら、ようやく心を決めたかとえらく喜ばれたという話をしたはずだ。で、その後。

私の書いた文章を読んだ上司が、うーん、と言い出す。

上司「うーん」
私「ダメですか」
上司「いや、一年前と比べたらね」
私「はい」
上司「凄く仕事に対する積極性が出てきたことを感じられるんだけど」
私「(んなわけあるかい)」
上司「ここさ(と、指さし)」
私「はい」
上司「具体的かな」
私「と、言いますと」
上司「いや、どんな社員になりたいか、具体的に書けって書いてるでしょ」
私「はぁ……」
上司「確かにエピソードも交えて上手に書いてると思うけど」
私「はい」
上司「具体的かな、これは」

具体的でしょ。いや、もっと具体的に言ったら、私、社員にはなりたくないんでね。ありもしないエピソードをでっち上げて、ますます信頼される会社を目指して頑張りたい、ってこれ十分じゃね? それとも何か、初年度では営業成績○○%アップに貢献できる社員を――とでも書けば良かったのか。

という私のやる気のなさが爆発しそうな顔を読み取ってか、「まぁ、いいか、これで」と手を打ってくれることになった。日頃、ブログで駄文を書き連ねている私が言っても説得力が無いだろうけど、身の回りで自分より文章が上手いという人に出会ったのは数えるほどしかない。言っちゃ悪いけど、この上司も文章は上手くない。少なくとも定型文しか書けないと思う。斎藤秀三郎じゃないけど、「誰が私の文章を添削するんですか」と言いたくなった。

こういう風に、実力も無いのに変なプライドを持っている奴は始末に負えない。私なんか、雇わない方が良いよ、心からアドバイスするけども。