京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

褒めて伸ばす

得意分野というほどでもないのだが、率先して動ける分野があって、今日、自分でも比較的てきぱきと仕事が出来たなぁと思っていたところ、絹川君って気が利くよね、と褒めてもらって物凄く嬉しかった。

私の仕事は、「仕事」と言って良いのか、と思うほど生ぬるい。他の仕事と比べたら、単純というか単調というか、一歩も踏み外すことの許されない決められたルールの中でひたすら同じゲームを繰り返すようなもので、何かを積み上げるとか、何かを切り開いていく、という感覚の全くないものだ。

社員たちは一生懸命やってるけど、よく真剣になれるなぁと思う。それが真剣に仕事をしている演技に見えてしまう。もちろん、それは私がバイトで生ぬるい仕事を割り当てられているからだし、私がバイトで仕事を舐めているからだろう。

責任感もやる気も無くやっていることを「仕事」と言ったり言われたりするのが申し訳ないし恥ずかしい。にもかかわらず、こうやって褒めてもらえると、物凄く嬉しい。ちょっと頑張ろうかな、と思ってしまう。人間って、単純だ。

いつもの部署なら、これくらい動けて当たり前で、小言を言われることがあっても褒められたことなんて一度も無かった。人からどういう言葉を掛けてもらうかは、本当に重要で、もうあそこには戻りたくない。しかし、あの部署のおかげで私は少し成長できたのだろう。とか、30を前にして今更そんなことを思うのだった。