京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

反芻

日常でふと映画の世界を思い返すことがある。反芻、とでも言えば良いのか。これが多いほど、恐らく自分にとって良い映画なのだが、日常生活には支障を来してしまう。中学生の頃に見た『秘密』がまさにこれだった。寂しいし切ないし、ヒロスエはエロいし、もう何も手に付かない。夏の課題がたくさん残っていたのに、そんなのやってる場合じゃなかった。気付けばぼんやりしていて、映画のことをばかり考えていた。

君の名は。』を少し反芻していた。ということは、きっと私はこの映画が好きなんだ思う。でも、何を思い返すというわけでもない。強いて内容のあるものを挙げれば、主人公の二人って3歳差なのか、とか。どうでも良いよね。

この映画、私の苦手な同級生が絶賛していた、という話を先にしたと思うが、その同級生がタイムライン上で私のようなトーシロが入れがちなツッコミに対して、「玄人」としてそれを論破し解説する長大なツイートを連発していて、ひぇぇ、と思った。

映画には見方が二つある。内容を見るか、形式を見るか。これがアニメになると「キャラを含めた『設定(世界観)』」をしゃぶりつくす、という見方をする人が急激に増えるような気がする。それでも物足りない人が、二次創作で同人誌とか作ってコミケで売ったりするんだろうな。

と、ものすごく単純な結論を導き出してしまった。『君の名は。』を反芻しながら、観たい実写映画がいま全くないことに気付き、アニメにどっぷりはまり込んでしまおうかな、なんて思ったりもしたが、同級生の彼を見ていると、やっぱり無理そうだ。私はどうしてもそこまで熱くなれない。