京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

みんなが忘れても

「モヤさま」のアナウンサーが変わるとか。この番組、深夜時代から見ている。もちろん、大江さんが好きだった。ゴールデンに移ってからは見なくなったのだが、たまたま放送を見た家族が気に入り、「サザエさん」に変わる日曜夕食中の番組として、我が家で流されることに。そうこうしているうちに大江さんから狩野さんにバトンタッチ。

番組もこれで終わりだな、と思った。当初の狩野さんは多才かつ全力投球である一方、バラエティにおいてはちょっと空気の読めないイタイ感じで、さまぁ~ずの二人が「ムムッ」としていたものだ。それが徐々にこなれてきて、狩野さんのどんくさい一面が明らかになるとともに、周囲の目線が、飽くまでコイツは必死なんだ、という優しいものに変わっていった。

実際、大江さんのあとを勤めるのは大変だったと思う。世間ズレしていない、ひたむきな感じの子を後任に選んだ大江さんは、本当に番組のことがよく分かっているし、改めて大江さんって素敵だな、と思った。それだけに、大江さんの結婚は少しショックでしたが。これは余談。

で、その辞めちゃう狩野さんは、私と同い年なんだな。あぁ良い仕事してるなぁと思った。東京ローカルのテレビ局の、所詮消耗品であるバラエティ番組だから、それが「意味のあるもの」と言えるのかどうかは知らない。そもそも番組を見ている人だって限られているし、見ていない人にはそれこそどうでもいい小さな話。でも、いろんな人に出会って、成功したり失敗したり褒められたり怒られたり、本人にとってはとても大きな事で、やり甲斐があったと思う。きっとみんなはすぐに忘れてしまうだろうけれど、彼女はずっとそれを心に留めて生きていくんだろう。それが羨ましい。私にもそういう仕事がないのかなぁ、といつもそう思って彼女を見ていた。

なんにしても、3年半、お疲れさまでした。私も今年度いっぱいで3年半だな、と思うのだった。