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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『脳が読みたくなるストーリーの書き方』

『脳が読みたくなるストーリーの書き方』 リサ・クロン

小説家志望に向けて書かれた指南本。「感情」の次は「脳」か。こういう身も蓋もないタイトル多くなったなぁ。『家売る女』とか『はじめまして、愛しています。』とか。まぁ全然別の話だが。

ワナビーにはお馴染みの創作論ばかりで、目新しさはゼロ。小説家志望者を対象にしているのに、例としてしばしば映画が挙げられていて、どこか宙に浮いた感じがする。類書と違うのは、ことあるごとに脳科学者の言葉を引いて自説に説得力を持たせようとしているところか。しかし、そのせいで必要以上に読みにくくなっている。

人間の脳がどんな風に感じてどんなストーリーを求めるのか、ということについても新たな知見はほとんど得られない。従来「人は○○のときに××するものだが――」と説明されてきたものが、主語を「脳」に変えて再説されているだけ。

とりあえずザッと一読したが、もう一周読む気になれんなぁ。もう少し寝かすか、といったところ。

脳が読みたくなるストーリーの書き方

脳が読みたくなるストーリーの書き方