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京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

休憩室で見る夢

自業自得の慢性的寝不足に悩まされている私にとって、隙間時間の睡眠はきわめて重要だ。

6時に起きて身だしなみを整えて飯を体に詰め込んでから二度寝する30分。鮨詰めの満員電車で身動きがとれないことを利用しての立ち寝20分。帰りの電車で座って寝る20分。仕事中にうつらうつらしている――のは含めないでおこうか。そして、昼の休憩50分。

前まではお昼ご飯を食べてから昼寝をしていたのだけれど、最近は飯を食うのもアホらしくなって、すべてを睡眠に充てるようになった。それから、というわけではないのだが、よく夢を見る。比較的長くて、まとまったストーリーで、夜に見る夢と変わらないボリュームがある。特に気になるのが、あまり意識していない人が登場すること。

この間見たのは、高校時代に参加していた学外のサークルのお姉さんの夢。全然美人じゃないし、色気があるわけでもないのに、この人はエラくモテた。ノリがどことなく男子っぽくて、垣根がなく、愛嬌が良かった。といっても、よく聞くような、いわゆる「サバサバした女」とも違うし、下品なわけでも決してなかった。どこにもいないタイプの女の子で、先輩たちが好きになるのが分かった。実は私も結構好きだった。

最後にあったのはいつだろう。もう10年は平気で経っている気がする。そんな人がいることも、ほとんど忘れかけていたくらいなのに、こんな小汚いところで昼寝をしているときに現れるなんて思いもしなかった。夢の中のお姉さんは、私が実際に見ていたお姉さんよりも、多分数割増しで魅力的なルックスで描写されていて、何とも言えない健康的な色気があって、夢の中で私はお姉さんのことが好きになっていた。姉さんはお腹に子供がいて、そうかあれからそんなに時間が経ったんだ、と分かったときに目が覚めた。

疲れはとれない。本当は夢じゃなくて、実際にもう一度みんなに会いたいんだろうなぁと思った。