読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

『人生は上々だ』

人生は上々だ 浜田雅功 木村拓哉 ほか

何故か知らんが、次はこれを観た。これも過去に観たことがある。結構好きだ。

生まれも育ちも底辺でその結果見事に底辺で生きている浜ちゃんと、エリート医学生だったのに恋人に自殺されて自暴自棄になって底辺まで落ちてきたキムタクが、借金取りと返済者という立場で出会って友情を築いていく。借金取りである浜ちゃんの上司がヤクザもんで、取り立てに失敗したらその金は自分で負担しなきゃいけないルール。もはやキムタクと一蓮托生になってしまった浜ちゃんが、キムタクと共にいかがわしい手段を使って金策に走る、という流れで話は進む。その過程で、キムタクにべた惚れしちゃう大金持ちの戸田菜穂と、浜ちゃんがべた惚れする連帯保証人の石田ゆり子が出てきて、二人の恋の行方がやがてメインストーリーになっていく――

んだけど、ようやく恋が成就して一段落、とりあえずハッピーになれそうなところで、やはり邪魔が入る。これはドラマのセオリーとしては当たり前の話で、こんなところで終わらせたらハッピーエンドというよりむしろ打ち切りだと思われてしまうだろう。だがそれにしてもクドいのである。浜ちゃんが殺人の濡れ衣を着せられて捕まっちゃった以降は、とりわけしつこい。

良いところで邪魔、良いところで邪魔、の連続。互いを放っておけない→お前なんかもう知らねえよ、の繰り返し。キムタクも浜ちゃんも、演技は下手じゃないけどバリエーションがないから、繰り返しであることが余計強調される。だんだん鼻についてくる。もうそれさっき観たよ、みたいな。それに底辺を通り越してここまでハチャメチャになってしまったら、一体どこが上々な人生なのか、さっぱり分からなくなってくる。

というわけで今回は途中で観るのを止めてしまった。ラストもスッキリとハッピーになるわけじゃなかった気がする。一応明るいところで話を終えているけど、どーせこの後も同じこと繰り返すんでしょ、みたいな。そう考えると、平凡な日常って本当に幸せだ。

ただ今回観ていて思ったのは、やっぱり私はこのドラマが結構好きで、多分ポイントは3つあると思う。一つは、コメディとシリアスの比率で、おそらくこの混ぜ具合が私は一番美味しいと感じるんだろう。もう一つは音楽で、それでも幸せを諦められない底辺の生き様、をより美しく魅せる。最後の一つは、石田ゆり子。可愛い。菅野美穂石田ゆり子は、いつまで経っても私の理想だな、と思う。

(追記)
結局最後まで観て、その最後までの過程もまた間怠っこい感じだったけど、まぁまぁのハッピーエンドだった。

人生は上々だDVD-BOX

人生は上々だDVD-BOX