京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

物語と不可分な音楽

普通のことをいうけれども、音楽って大事だよな。いまドラマでも映画でも舞台でも、音楽なしのものなんて考えられない。音楽はもやはストーリーの一部ではないか。ストーリーを生かすのが音楽であり、しかしストーリーによって音楽にも命が吹き込まれる。

好きな音楽は何? とか、好きなアーティストは何? と聞かれる。まぁそういうものが無くはないのだが、私に関していえば、音楽は必ずストーリーとセットで好きになる。感動した映画に使われていたもの、どこか遠出をしたときに耳に入ってきたもの、誰かと一緒に過ごした時間に聞こえてきたもの。音楽を聴けば、一瞬にしてストーリーが甦る。

音楽自体にストーリーがある、というのもまた良い。それは、歌詞にストーリーがある、ということにとどまらない。その音楽を聴くと、勝手に情景が浮かんでくるような音楽である。耳で聞いたものが視覚に変わるのだ。ただし、それは実際に作者の見た景色である必要はない。

クラシック音楽など、したり顔の高尚な連中たちが、作者の生い立ちやら時代背景やら蘊蓄をたれながら、こういうストーリーの音楽なのだ、と解説をおっぱじめるが、こういうのはクソだと思う。

芸術に良いも悪いも無い。だから、偉いも卑しいも無い。好きか嫌いかだけで良いし、そういうストーリーに馴染めないからといって卑屈になることは無い。自分の物語にもっと自信を持たなければならない。