京都鴨川藝術大学

Kyoto Kamo River Imaginary University of the Arts

寂しいは美しい

夜中にチャットモンチーとか聴いてると、大学生の頃に徹夜でせっせと提出レポートを作っていた頃を思い出す。タダでさえ落ちこぼれで人生周回遅れだったのに、頼れる友人もいなくて、いつも単位を落として留年してしまう恐怖と戦っていたあの頃。おかげさまで、履修可能の単位をフルで使って何とか卒業できたのだった。

全然楽しくなかったのに、寂しい記憶しかないのに、大学近くの道とか、教室から見た外の景色とか、もの凄く綺麗だった気がするのは何でだろう。寂しさと美しさっていうのは、強く結びつくものなのかも知れない。楽しかったことより、寂しかったことの方が、なんとなく良く覚えているのも、それを私が美しいと思っていたからかも知れない。

いま思い出すと、辛かった高校生活にもどことなく美しさを感じるし、楽しかったはずの中学生活についても、思い出されるのはちょっと寂しい瞬間だったりする。卒業を間近に控えた頃のことだとか、女の子が妙に可愛く思えて、でも私にはまるで縁が無いなと何度も諦めたその瞬間の一つ一つだとか。

寂しいは美しい。それを辛気くささなしに物語にすることは出来ないだろうか。